画家 齋藤芽生の日記 Twitter/ @meosaito


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ホーチミン日記8.17-1

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最近偏りきっているtwitterからじゃないのは、ここがベトナム・ホーチミンだから。
wifi環境はあるしネットは繋がり放題だが、twitterだけはアクセス出来ないのは、社会主義国ゆえの制限が掛かっているとかいないとか。
でも、久しぶりに旅行の手記を書くには、ブログのほうがいい。
最近長い文章を書く暇も書く気持ちも持てなかったけれど。ぼつぼつ再開するか。
去年も今ごろ小豆島の手記でブログ再開したんだよな。


観光旅行ではなく、完全に大学の仕事である。
学長が七月に訪越した際に、ホーチミン市立美術大学での、アジア各国美大・絵画系教員サマーセミナーの参加を決めてきた。
けれど、夏休みひと月前に急に東南アジア出張を決められるような余裕のある教授は、あまりいない。
私は話を伺って、二つ返事で承諾したのだが、他の四人の招待枠は教授たちではなく、卒業生、助手、非常勤講師、博士三年の若いチームとして構成された。
ので、気楽で楽しい。


夜中の一時に羽田を発って、タンサンニャット空港についたのは朝の五時。
それでも、先方の漆画のミン先生が、自ら車でホテルに送り迎えしてくださる。
事前にはあまり知らされなかった日程と、10日間の内容が、何となく今朝になって明らかに。
明日から芸大、ラオスの美大、カンボジアの美大、タイのシュラパコ−ン美大各5名ずつ計20名の先生が、同じホーチミンのホテルで寝起きと三食をともにし、ホーチミン市立美大で絵画制作と展示、そして最終的に3日間のセミナーを行うのだ。
自由な観光旅行ではなく、本当に学校の交流のため。
今日だけが完全にフリーな日だ。


早朝からホテルで残りの睡眠を取っていたが、私と同室の日本画の助手の西岡さんは、けっこう自分とも似通った気質があるのか、そわそわしてすぐ起きてしまった。
ので、炎天下の正午前に近所のスーパーまで二人で出て、初買物。
観光客としてまだ緊張感はあるものの、二人ともすぐにカラフルでキッチュな混合アジアグッズの世界に心奪われ、いろいろ買い込んでしまう。

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# by meo-flowerless | 2014-08-17 14:34 |

香星群アルデヒド・第九回

短編小説・香星群アルデヒド
第九回 UPしました。

http://www.geishin.co.jp/comunity/27/9.html
# by meo-flowerless | 2014-06-28 10:55 | 告知

香星群アルデヒド・第八回

短編小説連載 『香星群アルデヒド』 第八回、アップしました。


http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/8.html
# by meo-flowerless | 2014-05-27 23:23 | 告知

山下裕二さんとの対談、「美しき畸形」

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齋藤さんはウルトラ・ドメスティックだよね、という言葉で盛り上がった山下裕二先生との対談。
ウルトラ・ドメスティックって、北新宿辺りの雨のアパートで繰り広げられるドメスティックバイオレンスっぽくて、いいですな。
直訳なら超・国産的とかいうことなのだが。
私にとってはずっしりと密度の詰まった、自分への形容を頂いた、と思った。



対談の中で心に刺さった山下先生の言葉は、「美しき畸形」という言葉。
畸形は奇形という字じゃない、とも。
「日本のドメスティックなものを『美しき畸形』と自分は呼びたい。洋楽の刺激を受けながら奇妙に捩じ曲がった昭和の歌謡曲は、『美しき畸形』だ。それに、明治の日本の絵画もそうだといえる。美しき畸形と言える以外のものには心を惹かれたりしない。思春期に洋楽に皆かぶれていたりしたけれど、歌謡曲のあの感覚の前にはなにほどのものでもないと感じていたし、西洋美術だって、自分は本当には心を動かされなかった」
というお話。
大竹さんも都築さんも中野さんもそうだったけれど、やはり自分の憧れる人、陰ながら励ましの言葉を頂ける「おとな」には、どこか共通する感覚がある。

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# by meo-flowerless | 2014-04-20 23:15 | 絵と言葉

個展初日・御礼

昨日は、私の個展の開始日だった。オープニングパーティを開催致しました。
来ていただいた方々、見てくれた学生、手伝ってくれた人々に心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。



私自身は本来パーティやイベントが実は大の苦手なのだが、「美術作家という一つの職種を営む」上で必要な人との関わりの中で、晴れの舞台がどういうように必要なのかということを、年を重ねるにつれ学ばせてもらっています。
本来は静けさの中でいろいろな対話をしたり、作品を自由に眺めていただきたいとも思いはあれど、一度しかない人生の中でああいう場所でいろいろな再会や邂逅が交錯するのは、それも一つのドラマなのだと思います。



そしてトークショーにも沢山の方に集まって頂きました。
山下裕二先生のお話によって会場がとても濃密な一体感に包まれた気がします。
あと一時間長かったら、二人とも歌謡曲を歌いだしたような...気がする。
自分にとってそういう雰囲気ほど幸せなことは、他にない!
# by meo-flowerless | 2014-04-20 22:54 | 告知

香星群アルデヒド・第六回

短編小説連載 『香星群アルデヒド』 第六回、アップしました。


http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/6.html
# by meo-flowerless | 2014-04-11 20:03 | 告知

個展 『香星群アルデヒド』

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『香星群アルデヒド』   
齋藤芽生展
2014.4.19(土)~5.24(土)


ギャラリーアートアンリミテッド

協力:岡部版画工房 芸術新聞社


営業:13:00-19:00 (4.19のみ22:00まで営業)
休廊:日曜、火曜

トークイベント:4月19日(土)
齋藤芽生 (画家)×山下裕二(評論家)
開場16:40、トーク17:00〜18:30
要予約 info@artunlimited.co.jp 定員30名  料金1000円
 
日本美術研究者であり、現代でもっともアクティブな評論家の山下裕二氏をゲストに迎えて齋藤芽生との対談。初個 展以来、齋藤芽生を見続けて来た山下裕二氏と初の対談。


オープニングパーティ:4月19日(土)
20:00~21:30

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# by meo-flowerless | 2014-04-05 22:30 | 告知

四畳半店頭みくじ!

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男と女の『四畳半みくじ』、各書店に現れ始めているようです。
芸術新聞社さんのTwitterから写真をお借りしたのですが、これは丸善丸の内本店、書店店頭にてのおみくじディスプレイです。なんか不思議な夢みたい。
箱の穴に手を突っ込んでおみくじを、ひいてください!


私はまだ家にて制作浸けで見に行けていませんが.....
本当に芸術新聞社さん、誰より根本さんには心より感謝しております。
みんなみくじひいてくれるといいなあ。
気軽にくじを引いてみて、思わずディープすぎる内容に愕然としたり、して欲しいです。



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また、先日の東京新聞にもこんな広告が。
これはすごく、本を出版させてもらった!という実感が湧いてきます。
[本邦初のおみくじ文学を堪能あれ!]に、しびれます。



心がざわつく愛のおみくじ集。
ひねりの入ったプレゼントとかにもどうぞ。
まだイマイチ目覚めていない恋の相手や涸れはてた伴侶に、性教育ならぬ情操教育ならぬ、情念教育をして差し上げてください。
もしそれでふられたら、すみません。


おおっぴらな「恋愛」のようすを描いているというよりは、かくされた「慕情」を秘密裏に言い当てる、といったほうがいいでしょうか。そういうことにピンと来たら、買いましょう。
# by meo-flowerless | 2014-04-02 18:04 | 告知

『四畳半みくじ』発売!

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男と女の『四畳半みくじ』、発売になりました!
大きめ書店には、おみくじを引けるボックスも置いてあります。
早く引きにいこう!


四畳半みくじは、2008年の美術展に出品したおみくじインスタレーション作品でした。あの当時からみくじの数も増え、より濃厚な内容になっています。
一見エンターテイメント性の強い作品にも思えますが、よく読んで頂くと、内容は人生の切実に迫ったものとなっています。
思春期のもやもやから結婚後の倦怠、老年の枯れまで、長い人生の点景を描写しています。長い時間お手元に置いて頂き、ふと忘れた頃に頁を開いてその年齢なりの苦さの映し返しに出会うような、そんな本になってくれたら、と願います。


私の世界観は到底、爽やかな浄化や救いからは程遠いものだと思います。
ただ一つ自分の伝えたい世界があるとするなら「表には曝け出しようのない涙や虚しさ」への許容なのかな、と思います。


痛みを避けてなかったことにした身体よりも、痛みを通過した身体にこそ手応えのある歓びの瞬間も訪れるような気がします。
人前に出したら恥ずかしいような濃厚な感情を、少なくとも自分自身だけは内部でちゃんと認めてあげる。それは切実に大事なことだと感じています。
私の持つ世界が、何処にあるのかわからないが何処かに確実に、そういう濃厚な感情を黙って守り切るための温床として誰かのために存在できるのなら、本望です。















# by meo-flowerless | 2014-03-30 12:34 | 告知

香星群アルデヒド・第五回

短編小説連載『香星群アルデヒド』・連載第五回 アップしました。

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/5.html
# by meo-flowerless | 2014-03-13 12:02 | 告知

香星群アルデヒド・第四回

短編小説連載『香星群アルデヒド』・第四回、アップいたしました。

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/4.html
# by meo-flowerless | 2014-02-27 14:58 | 告知

仮眠景24・山岳寺院

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寝惚けながら手洗いに立ったら、そのまま道に迷ってしまった。
アジアのどこかの国の、夜の小路を彷徨っている。
靴下姿で、目覚めた時の半眼が張り付いたように直らないまま、異国に揺らめき出てていってしまった。


道の果ての山岳寺院の灯以外は、歩き続けられないほどの暗闇だ。
その遠い寺院から、何故か間近な感じで、異国的なお経と香気が流れてくる。
「たった一人で逃げよう」と願ってさっき眠りについたのだから、早くもその願いは叶ったんだ。
でも、取り返しのつかない闇に落ちてしまった気がする。
いったんこの眠い瞳を閉じれば、それが本当の死に直結している、のをどこかで認識している。

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# by meo-flowerless | 2014-02-19 15:29 |

仮眠景23・花言葉

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白昼の体育館の壁がうららかに日を照り返す。
体育館の中では一般公開現代美術講座のようなことをやっている。
言葉によるグルーピング、というのをその先生は重視しているようだ。
先生は私たち学生の持つそれぞれのキーワードを紙片に印刷し、体育館に並べグルーピングマップを作っているようだ。



私の名札は他人より大きくて、おそらくは重視してくれてるんだろう。
しかしキーワードカードに、新刊書のようにわざわざ銀色の帯が付いてて、そこに仰々しいキャッチフレーズがある。
『ふと……きづいたんです。私にとっての、花ことばを…』



そんなのは私が言った言葉じゃない。
でも先生はその場所に立ちながら、聴講生に説明している。
「この人は花言葉においてのみ、特別に抜きん出ている。だからこのグルーピングの山に位置する」
違うんだけどな、と思っていても、私は真昼の体育館を外の茂みから覗いているだけである。
繁みは、燃えあがるような桃色の花の海である。

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# by meo-flowerless | 2014-02-16 08:48 |

香星群アルデヒド・連載第三回

短編小説連載『香星群アルデヒド』・第三回、アップいたしました。

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/3.html
# by meo-flowerless | 2014-02-12 14:51 | 告知

香星群アルデヒド・第二回

短編小説連載『香星群アルデヒド』・第二回、アップいたしました。

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/2.html
# by meo-flowerless | 2014-01-27 21:01 | 告知

仮眠景21・殴り雪

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冬の閑散とした海辺の住宅地の駅前を歩いていた。
海岸沿いに曲がっていこうとするその角、大型の真白なバンが、カーステレオ音楽の大きな音を立てている。
煩いな、と思ってそっちを見た。
すると、海に面したドライブスルーに入ろうとしていたそれが、私の一瞬の視線を察知するかのように、進路を変えゆっくりバックし始めたのだった。



相手はスモークガラスの、運転手の見えない車だが、確実に目が合った感じがあった。
私は何気なくきびすを返し、駅の方に戻り始めた。白い車がターンして、ゆっくり私の後方に回り始めた。
付け始めたのである。
心臓がばくばくする。走り出すわけにも行かない。心当たりは無いから、変な動きをしたくもない。




途中の路地でくるっと左折して車をまいた。車の音楽はすーっと通り過ぎ、駅の方へ行った。
まいたあとは、死物狂いで住宅街を走った。次第に泣けてきて、足も縺れるようだ。
あの車のカーステレオの音楽がまだ街のどこかに響いているが、それはゴミ車のオルゴール音楽のようなものに変わっている。
執拗に、オルゴール音楽の松任谷由実の『守ってあげたい』を鳴らしている。

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# by meo-flowerless | 2014-01-20 06:21 |

短編小説集『香星群アルデヒド』連載開始

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短編小説と絵による連載、齋藤芽生『香星群アルデヒド』が始まりました。
URLはこちらです。


http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/index.html

毎月二回更新の読切短編小説です。絵も小説もほぼ書き下ろし予定。
自分に取っては、イメージを発散できて楽しめる仕事になりそうです。

毎回読み切りの短編。
表紙ページの各小説のタイトルをクリックして、本文にお進みください。

芸術新聞社さんのページ、「ART ACCESS」の連載のうちの一つ。
今後ぜひお楽しみください!
# by meo-flowerless | 2014-01-12 19:59 | 告知

1/18、芸大油画4年卒業作品学内展示へ!

これ、絶対来てみて欲しいです。

平成25年度東京芸術大学・美術学部絵画科油画専攻

卒業作品学内展示 
ー アトリエでの一日限定公開ー

会期:2014年1月18日(土)9:00~17:00
会場:東京芸術大学上野校地 絵画棟5,6,7階アトリエ および 木工室前
観覧料:無料
レセプションパーティー: 18:00~ 東京芸術大学上野校地 大浦食堂



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本年度の油画学部生の卒業制作は従来の東京都美術館をはじめとする卒業作品展に先駆けて、学内アトリエを広域に利用し、より自由で魅力的な発表を可能とする展示を一日限定で公開致します。平面にとどまる事無く、空間を活かした展示形式、立体作品、映像作品など、絵画の可能性を広げる若々しい発想のもと、多岐にわたる表現が試みられています。
同日レセプションパーティーも行いますのでふるってご参加ください。


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# by meo-flowerless | 2014-01-10 22:56 | 告知

仮眠景20・銀砂子

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旅館の廊下は、物凄く長い。暗くて、もう二部屋先の様子は見えないほどだ。
遠い部屋の人に、緊密に切実に話したいことがあり、電話をかける。
電話機は、昔風の黒電話だ。相手の声が肝心の所で途切れてもどかしく思う。
ふと見ると、実はそれは黒電話ふうの糸電話だった。



顔も場所も見えない相手に対し、なんとか糸をピンと張るよう、闇をあちこち動きまわる。
糸の調節に疲れはてた頃、自分のどこかから、ずるずると電話機の渦巻コードが垂れ下がっているのに気づいた。
腹部から垂れ下がっているのだ。
コードの先に別の受話器があるかもしれない、と辿っていく。
明かりが漏れている近くの部屋をそっと覗くと、そこに浴衣姿でいる、別の誰かの腹部に繋がっていた。
「そうか、臍の緒なんだ」
と呟いてしまった瞬間、遠い糸電話の相手が、思い切り張り詰めた糸を一方的にぶった切ってきた。
弾みで飛んできた向こうの紙コップ受話器が、私の頬を激しく打った。


.......

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# by meo-flowerless | 2014-01-07 23:55 |

仮眠景19・苺

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もう長いこと、覆面で共同作業している。
覆面は、鉄工所で火花を除けるマスクのようなものだ。
人に言ってはいけない内容の仕事らしい。
共同作業者の表情も声も分からず、腹の内が分からないので、最初はまさかこの一連の作業のやり取りがケーキを作っている作業だなんて、自分でも思わなかった。



けれど現にショートケーキが出来つつある。
作る喜びを分かち合うことは未だ出来ていないが、最高の下地が出来ていることは確かだ。
手探りのようにしてクリームも塗った。
苺を乗っけるときだけは、どうか相手に覆面と手甲を外して欲しい。
素手と素顔で苺を乗せてほしい。
と切に願っている自分がいるが、それが叶うかどうかは相手次第である。



......

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# by meo-flowerless | 2014-01-05 05:55 |

ノートの最終頁

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新年会はカラオケ会なのだが、最近歌を怠っているので、若干焦る。カラオケ人の習慣のような焦りである。
カラオケを本気でやる人なら分かると思うが(本気でやる人にしか分からないと思うが)、自分の得意曲リストというのは案外大事である。とくに「カラオケ本体の各曲の設定キーが、自分の音域に合うか合わないか」を、把握していることが大事だ。例えば私が森進一の唄を歌いたくても、原曲キーが低すぎる場合は「+2」など音域をあげて歌う。唄の途中でこの作業をやるのがいやなので、得意曲の最適音域はあらかじめメモっておいたりする。



自分の場合は、メモ帳やノートの一番最後の頁などに、この曲リストと最適キーを殴り書きメモしてあることが多い。「暗い港のブルース +5」とか。
iphoneや手帳にやればいいのだが、だいたいカラオケ中に焦って、かばんからその日たまたま持っているノートを取り出して走り書くので、そうなってしまう。



今日その自分の習慣を思い出し、膨大な量の創作ノートやメモや日記の最終頁をあさって、明日歌いたい曲のキーをメモしてないかどうか探しているんだけど、こんな時に限って、ない。

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# by meo-flowerless | 2014-01-04 01:41 | 絵と言葉

うま年はんこ

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うま年はんこを作った。
年が明けてから作った。消しゴムはんこは難しいね!
作るのに根を詰めすぎて、もう葉書にはんこを押す余力が残っていない。体調悪い。寝る。
でも気に入った。


……


2日未明を初夢とするなら、自分がテルミン奏者で、「テルミンの女王」というCDを出す準備をしている夢だった。何故か時計の文字盤に手をかざし、1時が一曲目、2時が二曲目、という要領で、フィーンと音鳴らしてレコーディングしていた。こっちの夢の方が昨日のより、いい。
# by meo-flowerless | 2014-01-02 03:39 | 絵と言葉

仮眠景18・竹割山水

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メスシリンダーぐらい背の高いタンブラーグラスに、炭酸で割った鶯色の飲物が注がれている。
透明な泡、緑に深まる水、岩のように液体をせき止めているライムまで、液体を眺めていると、日本の渓谷景をくまなく見つめる眼の旅のようだ。
竹割山水です、と言いながら寺院の女性が、狭い竹林の卓上にそれを差し出している。


……


金色の海を見ながら、赤と黒の美しいオス鳥が横顔のまま、
「波打ち際が綺麗なんだ。わかるかい?」
と言って、クッと正面を向く。
頭はカンムリヅルなのだが身体はどう見ても鹿なので不格好であり、オスの語る愛に集中出来ない。

……

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# by meo-flowerless | 2013-12-26 05:54 |

仮眠景17・アンナマリア・ブラッドリー

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アンナマリア・ブラッドリーという名の洋風こけしが、高々と胸を張って、バイオリンを弾いている。


......


ローザンヌ・バレエコンクールをテレビで見ている。
相変わらず辛辣な女解説者が、一人一人の出場者の衣装について細かくこき下ろす。
が、自分には、一つ一つが、全部違う色の鳥のような、精巧な細工に見える。
それらが一センチ大に小さくなり、すべて違う色の指輪になって、十本の両手の指に踊っている。


......



赤い海を見ながら、
「今度もまた、更に簡単に糸をぶった切られた。伝わりっこない」
と思っている自分に、死んでしまったはずの人が苛々しながら、
「全力で呼べよ!!」と怒鳴る。

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# by meo-flowerless | 2013-12-23 11:45 |

仮眠景16・アネモネトーン

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冬日の当たる赤いカーペットの部屋で、女の子が絵を描いている。
水性マジックの先からクキクキと音をさせている。
様々な赤、紫、ピンク系統だけの、サイケデリックな色調を駆使している。
よく見ると膝元にある水性マジックセットの商品ラベルに「アネモネトーン」と書いてある。
なるほど、アネモネの花色だから赤や紫ばかりなのだ。と納得する。



むかし父が、
「同じ色合いばかりで絵を描くのは狂った人のすることだからやめなさい」
と言った台詞はまだ心に残っているが、結局そういう意識を越えて絵描きになった自分がいる。
自分なのか自分の娘なのか定かではないこの幼児には、赤ばかりで描くのをやめろとは言わない。
傍では紅色のポータブルプレイヤーの上で、赤い透明のソノシートレコードが子供音楽を奏でている。



.....

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# by meo-flowerless | 2013-12-22 10:35 |