画家 齋藤芽生の日記 Twitter/ @meosaito


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香星群アルデヒド・第二回

短編小説連載『香星群アルデヒド』・第二回、アップいたしました。

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/2.html
by meo-flowerless | 2014-01-27 21:01 | 告知

仮眠景21・殴り雪

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冬の閑散とした海辺の住宅地の駅前を歩いていた。
海岸沿いに曲がっていこうとするその角、大型の真白なバンが、カーステレオ音楽の大きな音を立てている。
煩いな、と思ってそっちを見た。
すると、海に面したドライブスルーに入ろうとしていたそれが、私の一瞬の視線を察知するかのように、進路を変えゆっくりバックし始めたのだった。



相手はスモークガラスの、運転手の見えない車だが、確実に目が合った感じがあった。
私は何気なくきびすを返し、駅の方に戻り始めた。白い車がターンして、ゆっくり私の後方に回り始めた。
付け始めたのである。
心臓がばくばくする。走り出すわけにも行かない。心当たりは無いから、変な動きをしたくもない。




途中の路地でくるっと左折して車をまいた。車の音楽はすーっと通り過ぎ、駅の方へ行った。
まいたあとは、死物狂いで住宅街を走った。次第に泣けてきて、足も縺れるようだ。
あの車のカーステレオの音楽がまだ街のどこかに響いているが、それはゴミ車のオルゴール音楽のようなものに変わっている。
執拗に、オルゴール音楽の松任谷由実の『守ってあげたい』を鳴らしている。

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by meo-flowerless | 2014-01-20 06:21 |

短編小説集『香星群アルデヒド』連載開始

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短編小説と絵による連載、齋藤芽生『香星群アルデヒド』が始まりました。
URLはこちらです。


http://www.gei-shin.co.jp/comunity/27/index.html

毎月二回更新の読切短編小説です。絵も小説もほぼ書き下ろし予定。
自分に取っては、イメージを発散できて楽しめる仕事になりそうです。

毎回読み切りの短編。
表紙ページの各小説のタイトルをクリックして、本文にお進みください。

芸術新聞社さんのページ、「ART ACCESS」の連載のうちの一つ。
今後ぜひお楽しみください!
by meo-flowerless | 2014-01-12 19:59 | 告知

1/18、芸大油画4年卒業作品学内展示へ!

これ、絶対来てみて欲しいです。

平成25年度東京芸術大学・美術学部絵画科油画専攻

卒業作品学内展示 
ー アトリエでの一日限定公開ー

会期:2014年1月18日(土)9:00~17:00
会場:東京芸術大学上野校地 絵画棟5,6,7階アトリエ および 木工室前
観覧料:無料
レセプションパーティー: 18:00~ 東京芸術大学上野校地 大浦食堂



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本年度の油画学部生の卒業制作は従来の東京都美術館をはじめとする卒業作品展に先駆けて、学内アトリエを広域に利用し、より自由で魅力的な発表を可能とする展示を一日限定で公開致します。平面にとどまる事無く、空間を活かした展示形式、立体作品、映像作品など、絵画の可能性を広げる若々しい発想のもと、多岐にわたる表現が試みられています。
同日レセプションパーティーも行いますのでふるってご参加ください。


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by meo-flowerless | 2014-01-10 22:56 | 告知

日記

人が集まって白紙から何かを作ることそのものよりも、
既に色が付いて重さのある複数の人生がどうしようもなく交錯すること、の方に、
自分は多くを学んだ気がする。
その重さや傷が身体にあって初めて、ではその身体を使って白紙から描いてみようか、
と言えるんだと思う。

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by meo-flowerless | 2014-01-10 14:02 | 日記

仮眠景20・銀砂子

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旅館の廊下は、物凄く長い。暗くて、もう二部屋先の様子は見えないほどだ。
遠い部屋の人に、緊密に切実に話したいことがあり、電話をかける。
電話機は、昔風の黒電話だ。相手の声が肝心の所で途切れてもどかしく思う。
ふと見ると、実はそれは黒電話ふうの糸電話だった。



顔も場所も見えない相手に対し、なんとか糸をピンと張るよう、闇をあちこち動きまわる。
糸の調節に疲れはてた頃、自分のどこかから、ずるずると電話機の渦巻コードが垂れ下がっているのに気づいた。
腹部から垂れ下がっているのだ。
コードの先に別の受話器があるかもしれない、と辿っていく。
明かりが漏れている近くの部屋をそっと覗くと、そこに浴衣姿でいる、別の誰かの腹部に繋がっていた。
「そうか、臍の緒なんだ」
と呟いてしまった瞬間、遠い糸電話の相手が、思い切り張り詰めた糸を一方的にぶった切ってきた。
弾みで飛んできた向こうの紙コップ受話器が、私の頬を激しく打った。


.......

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by meo-flowerless | 2014-01-07 23:55 |

仮眠景19・苺

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もう長いこと、覆面で共同作業している。
覆面は、鉄工所で火花を除けるマスクのようなものだ。
人に言ってはいけない内容の仕事らしい。
共同作業者の表情も声も分からず、腹の内が分からないので、最初はまさかこの一連の作業のやり取りがケーキを作っている作業だなんて、自分でも思わなかった。



けれど現にショートケーキが出来つつある。
作る喜びを分かち合うことは未だ出来ていないが、最高の下地が出来ていることは確かだ。
手探りのようにしてクリームも塗った。
苺を乗っけるときだけは、どうか相手に覆面と手甲を外して欲しい。
素手と素顔で苺を乗せてほしい。
と切に願っている自分がいるが、それが叶うかどうかは相手次第である。



......

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by meo-flowerless | 2014-01-05 05:55 |

ノートの最終頁

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新年会はカラオケ会なのだが、最近歌を怠っているので、若干焦る。カラオケ人の習慣のような焦りである。
カラオケを本気でやる人なら分かると思うが(本気でやる人にしか分からないと思うが)、自分の得意曲リストというのは案外大事である。とくに「カラオケ本体の各曲の設定キーが、自分の音域に合うか合わないか」を、把握していることが大事だ。例えば私が森進一の唄を歌いたくても、原曲キーが低すぎる場合は「+2」など音域をあげて歌う。唄の途中でこの作業をやるのがいやなので、得意曲の最適音域はあらかじめメモっておいたりする。



自分の場合は、メモ帳やノートの一番最後の頁などに、この曲リストと最適キーを殴り書きメモしてあることが多い。「暗い港のブルース +5」とか。
iphoneや手帳にやればいいのだが、だいたいカラオケ中に焦って、かばんからその日たまたま持っているノートを取り出して走り書くので、そうなってしまう。



今日その自分の習慣を思い出し、膨大な量の創作ノートやメモや日記の最終頁をあさって、明日歌いたい曲のキーをメモしてないかどうか探しているんだけど、こんな時に限って、ない。

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by meo-flowerless | 2014-01-04 01:41 | 絵と言葉

うま年はんこ

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うま年はんこを作った。
年が明けてから作った。消しゴムはんこは難しいね!
作るのに根を詰めすぎて、もう葉書にはんこを押す余力が残っていない。体調悪い。寝る。
でも気に入った。


……


2日未明を初夢とするなら、自分がテルミン奏者で、「テルミンの女王」というCDを出す準備をしている夢だった。何故か時計の文字盤に手をかざし、1時が一曲目、2時が二曲目、という要領で、フィーンと音鳴らしてレコーディングしていた。こっちの夢の方が昨日のより、いい。
by meo-flowerless | 2014-01-02 03:39 | 絵と言葉

正月

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みなさま、あけましておめでとうございます。
乾かず、ツヤありで行きましょうね。


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仮眠景・初夢


途中まではよく敵の動きを読んで動けていたのに、駅前で失敗した。
相手の懐に入り過ぎ、逃げ後れた。隠れるしかなかった。
ブロックでいくつかに仕切られたごみ捨場の壁際に、相手から死角になるよう、身体をよせた。
数人の敵は気付かず、私のいる場所を越えて過ぎて行った。

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by meo-flowerless | 2014-01-01 00:01 | 日記