画家 齋藤芽生の日記 Twitter/ @meosaito


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野衾たちの温泉 その二

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一体自分は、何を求めて鄙びた温泉に来るのか、自分でも解らない。
理屈ぬきの「感情が必要とする」風景。というのが日本人にはきっと昔からある。
詩や唄は、そんな場所の、闇に落ちる雫の音だった。



闇の匂いのしない闇、というのが存在する。ということを考え始めたのは最近だ。
悲恋の道行を思わせる濡れた夜闇なんか、安易に期待しがちな自分でも、さすがに悟らないといけない。この土地伊香保にもふと感じた、人の心の深淵とはまた違うもの。
おそらくは、あまりに乾き切った社会の黒い孔。
まあ....あまり縁はないたぐいの闇だ。ここで深追いはするまい。

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by meo-flowerless | 2012-02-23 02:39 |

野衾たちの温泉 その一

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有名温泉だからこそ、人の見ようとしない「隙間」が面白いのではないか。
....なんて、淡い期待をつい抱くのである。
湯治にも、美食にもレジャーにもまったく興味のない私ら貧乏チームは、ただ「情景の残滓」のようなものをひたすら求めて歩くだけなのだ。



それでも、なかなかやはり、歯の立たない観光地というのは多い。
マイカーでやってきて、閉ざされた高級旅館やホテルに籠り、一夜の湯とゴロ寝と酒とまんじゅうだけを楽しんで帰って行く....都市の観光客の群れの中。
カメラの向けどころの違う私と相棒は、もう充分に浮いている。



誰もが名を知る、かの伊香保温泉にやってきた。
一泊三千円くらい、素泊まりのこの辺りでは珍しい安宿をお宿に定め、チェックインよりずっと早い朝の内うちから張り切ってやってきた。

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by meo-flowerless | 2012-02-22 03:11 |

CONTAX G Biogon

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昨日に引き続き、過去ものレンズに夢中日記。
Contax G Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8で撮る東京景、from芸大の窓。
窓が汚れているのが却って昭和の赤焼けた写真みたいなので、他の二枚もそのように弄ってみた。

ビオゴンは、本当は凄絶なまでにシャキッと写る。
あまりに解像しているからなのかなんなのか、画像サイズをいくら調整しても、ネット上にあげると少し甘くなる。

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by meo-flowerless | 2012-02-18 02:10 |

CONTAX Planar

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CONTAX Planar 50mm f1.4 を、ちっちゃいマイカメラに付けて散歩だい。
古いレンズ楽しいな。
ツァイス・レンズ・冥途院・ジャパン。


昔のフィルム式で撮るわけではないし、デジカメは勝手に画像を電子処理してしまうので、古レンズの個々の特性などはあまり意味が無い、といもいわれる。
が、幾つかを試してみると素人の私にでも、やはりレンズの違いというのはあるのだな、と解る。


曇天のなか自宅1km圏内だけの歩きだが、画面を覗き込みながら行くと鮮やかな気持ちになる。

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by meo-flowerless | 2012-02-16 18:54 |

富岡八幡宮骨董市

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門前仲町駅からは、富岡八幡宮や深川不動尊などの著名な参詣場所へ行ける。
初めて訪れた、そのうちのひとつ富岡八幡宮の、骨董市。


先日は横浜アリーナのアンティークフェアに行ったが、結局何も買う気にはなれず。
骨董市は晴れた日の神社が、なんてったって一番良い。

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by meo-flowerless | 2012-02-12 18:38 |

畏怖と光景

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作品世界において大事にしたいのは、鬼気だ。

それは、ファッションと化した「貞子」的オカルト趣味とは、まったく違うものだ。
決まって古風な美少女で似たような衣装を着て何度も近くに化けて出てくれるらしいが、なんとサービス精神に満ちているのかと思う。
彼女達は恨みという明確な感情を、これもまた割とはっきり顔に出す。
なぜそういう紋切り型の演出を、多くの人がお約束のように怖がれるのか、理解出来ない。
様々な顔をして様々な人生を生きた人間がそれぞれの死に様を持っているのに、なぜその雑多な死の多様性は演出範囲外に置かれるのか。



都市伝説とはいつの世でも人間に必要な、一種の畏怖感覚のバロメーターだろう。
各時代に語られた伝説や民話の内容や伝播のしかたを調べれば、時代が何を畏怖していたか、がある程度解る。
紋切り型なホラーイメージの安売りは、本音の畏怖感覚を、鈍らせるだけのものにしか思えない。

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by meo-flowerless | 2012-02-07 00:47 |

jupiter-9

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ボロ宝のカテゴリーではちょっと申し訳ないが、性能はなかなかのものだったらしいのだ。
今ではかなり懐古的な画面だが。ロシアレンズ、jupiter-9。
手持ちのデジカメにm42のマウントアダプターを付けて、中古jupiter-9を装着してみる。
ジュピター、なんだが、あちらではユピテル、とかユピチェリ、とか言うらしい。
ああソ連。アレクセイ。ドミートリー。イワン。なんとかビッチ、なんとかフスキー。


第二次世界大戦後のドイツに起こったのは国土の分断だけではなく人材や技術の流出でもあった。
世界屈指のレンズを制作するカールツァイス社の技術者達はソビエトに強制移住させられ、またそれを危ぶんだ米国によって、ドイツの別の場所にも一部移住させられたという。
ソ連当局が国を挙げてコピーしたツァイスレンズの数々。
「貧者のツァイス」だとか何とかいわれ、安価で手に入る中古のレンズ群だが、流石そのまま技術を移植しただけあって、その写りはツァイスレンズにも引けを取らないという評価もあるのだとか。

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by meo-flowerless | 2012-02-05 01:53 |