画家 齋藤芽生の日記 Twitter/ @meosaito


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模型町から

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この風景はお気に入りの風景だ。家から歩いて五分もしないところからの眺望だ。
これだけみるとひたすら玩具のような均一のロットの並ぶ住宅街に私が住んでいて、人工的な高台から見下ろしているかのようだが、これは低い小さな山の上、木の陰から覗く眺望なのだ。だから好きなのだ。


私のアパートの裏のその小さな山は、飽くなき造成に埋め尽くされた町の中に、そこだけ黒ずんで鬱蒼と取り残されている。
なぜそこだけ自然のまま取り残されているのか理由は知らない。


この山からは虫や鳥達の、まだ暗い内から朝に気付く敏感なざわめきが聞こえてくる。
夜を徹して仕事をしている夏の未明には、きっかり四時半から二十分間だけ、無数のヒグラシが命がけで大輪唱を繰り広げる。
ホトトギスが、山から着て屋根の上辺りを巡回してはしゃぐのも、浅い眠りを覚ましてゆく。


近所の駅前に行くのにも、わざわざ相棒はこの山に登って降りてから行きたがる。
かなり年季の入った逞しい広葉樹の高い梢に、ざっと強い風が渡る。
ちりちりと光を切り刻む葉の陰から、色紙のような青空と積木の家々が眼下に広がる。
丘の上には風が渦巻いているのに、その模型の家並は、風のそよぎを知らずに停まった空気の中に在る気がする。
その風景のギャップは強烈だ。一瞬胸がすかっとし、そして青い張りつめた物悲しさにも襲われる。

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by meo-flowerless | 2011-11-30 23:37 |

赤家の白猫

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「いかにも荒れ果ててわびしい様を見るにつけ
 この家に住む方のまことの奥ゆかしさが
 身にしみて美しく
 あわれに思えてくることよ」

.....なんて、古文の参考書の日本現代語訳に出てきそうな一節を思い出す家々。

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by meo-flowerless | 2011-11-29 02:07 | 日記

うつろ


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by meo-flowerless | 2011-11-19 13:48 | 日記