画家 齋藤芽生の日記


by meo-flowerless

外部リンク

カテゴリ

全体
絵と言葉



匂いと味



映画
日記
告知
思考
未分類

最新の記事

2024年3月の日記
at 2024-03-04 01:47
変奏曲の魔力、からの解放
at 2024-02-28 22:09
2024年2月の日記
at 2024-02-03 14:46
2024年1月の日記
at 2024-01-13 15:12
珠洲 2017
at 2024-01-13 15:11
2023年12月の日記
at 2023-12-16 10:31
2023年11月の日記
at 2023-11-10 06:59
2023年10月の日記
at 2023-10-07 02:03
2023年9月の日記
at 2023-09-23 01:30
2023年8月の日記
at 2023-08-05 03:09

ブログパーツ

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...

画像一覧

夏の終わりのダウナー系

夏の終わりのダウナー系_e0066861_334387.jpg

日記&音楽。
朝の空気が何時もより透明に白く感じるようになった。





今日はまた特別寒く、季節の変わり目がとても切なく、
御法度だった買い物をしてしまった。しかも香水をまた買ってしまった。
けど素晴らしい香水なので自分を許す。CaronのNocturneだ。
夜想曲という意。
こんな静かすぎる夜にふさわしい静謐な匂いだ。
かいでいると狂っちゃう。
氷を燃やすような匂いだ。
気分に合わせ本も買ってしまった。
「ジェットストリーム」のラジオ放送で朗読された詩集。

『遠い地平線が消えて、
 深々とした夜の闇に心を休めるとき、
 遥か雲海の上を
 音もなく流れ去る気流は、
 たゆみない宇宙の営みを告げています.....』

というあの城達也の声の。


エアコンの音からようやく解放されて、窓から入る夜気と虫の声だけで涼める季節は、
最高に贅沢である。
なにより素晴らしい匂いは、夜の大気そのままの匂いだ。

夏以来いろいろなことが起き、良き旅もしたが文章にまとめる時間がない。
まあいい、いつか書くか、作品にするかするから。
制作中に聴く音楽特集ばかりをアップするこの頃。気怠い。

覚醒と眠気の入り交じったしらじらとした狂気が背を撫でてゆく。
揺らめく電気クラゲ、波打つハープと玉ノレン、
麻薬的インセンス、蚊取線香の渦、トンボの眼鏡...そんな音楽。
最近、ナルコティックとは良い響きだ、と思ったのだが、麻薬的という意なのだ。
メキシコの麻薬カルテルの事を調べて気づいた。彼らの事を現地では`narco`と言うらしい。

夜気の匂いが素晴らしいから一生私は薬など要らない。特にこんな日には。
朝の空見る迄起きてようと思ったが、隣人の物音もしなくなった、
さすがに静かすぎるので眠るとしよう。


夏の終わりのダウナー系_e0066861_158452.jpg


Album

❶Cosmic Sounds/Zodiac 1967
❷The Instrumental Ward /The Instrumental Ward 2001
❸Soulmates/ Nobody 2000
❹Exotic Sounds-the Very Best of Martin Denny 1996
❺Shady Planet/Peter Dixon 2007
❻The Sound Of Feeling/The Sound Of Feeling 1968
❼The Valerie Project/The Valerie Project 2007
❽김정미 Now/김정미 Kim Jung Mi  1973
❾High Tea /Mademoiselle Marquee 2007
❿Moog Rock-Gratest Classical Hits/Les Baxter 1970




by meo-flowerless | 2010-09-17 03:06 |