画家 齋藤芽生の日記 Twitter/ @meosaito


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また夏に死ぬか

日記。
私の心の影にいつも住んでいた人がとうとう死んだ。



幼い頃から噂だけ聞かされとうとう一生顔を合わせなかった。
大人達は絶対に私達をその人に近づけようとしなかった。
お前は憧れ、そしてその人に可愛がられもするだろう、と言われた。
流れ者という文字の通りに生き、野晒という言葉そのままに死んだ。
身元をだれかがちゃんと辿り、名も無き人として発見された訳ではない事だけが、
この世とのせめてもの絆だったのかなんなのか、
諸々の理由により静かにその後その人は無縁の人として葬られたそうだ。

.....はどうも苛酷な夏の暑さに死ぬ運命にあるんかな。
あの夏もまたあの夏も、恐ろしく美しく覚えてるよ。
今年の夏は久しぶりに妙に素晴らしく、
光と影と、生きていることそのものが、本当に美しく思えると思っていたら、
なおさらそれを浮き彫りにするように、そんな風に死ぬのだから。

私の絵の全てには何処かにあなたの影が潜んでいる。
今となっては一生会う事がなくてよかったとも思う。
あなたが喜ぶような生き方もしないが、
あなたが忌み嫌うような生き方も決して私はしないだろう。
私は私の思うように生きてくよ。
いつか遠い日、願わくば暑過ぎるくらい暑い夏に、忽然と死にたい。
誰も泣かず、天晴な最後だなと笑いさえ浮かぶのだが、
ああこの笑いはどこまでも深いとこに落ちてくな、と思った。
その深さは奈落の深さじゃなくて、
夏の青空の深さみたいな天に突き抜けた残酷な深さだ。
さようなら。
by meo-flowerless | 2010-09-07 23:24 | 日記